ARTICLE / 2026.09.30

ブログのテーマとカテゴリーの決め方|記事が重複しない設計の手順

ブログに書きたいことはあるのに、記事を増やすほど全体が散らかってしまう。同じ説明を別の記事にも書き、何を次に書けばよいか分からなくなる。そんなときは、記事を書く前に「それぞれのページに何を担当させるか」を整理すると進めやすくなります。

テーマを絞るとは、好きな話題を一つに減らすことだけではありません。読者が抱えている問題を決め、その解決に必要な記事をそろえることです。この記事では、雑記ブログにも特化ブログにも使える、テーマとカテゴリーの設計方法を紹介します。

先に全体像:読者・記事の役割・つなぎ方を決める

  1. 自分が説明できる経験や、これから確かめたいことを書き出す。
  2. 「誰が、どんな場面で困っているか」を一文にする。
  3. 読者の行動に合わせてカテゴリーを仮置きする。
  4. 各記事の担当範囲と、読後にできることを決める。
  5. 既存記事と照合し、足りない記事から順に書く。

最初の成果物は、大きな計画書でなくて構いません。記事案が並んだ一枚の表で十分です。大切なのは、タイトルだけを集めず、各記事が解決する疑問も一緒に残すことです。

1.「書けそうなジャンル」を経験のメモに分解する

「Web制作」「料理」「旅行」のような広いジャンル名だけでは、記事の材料が見えません。最近調べたこと、選ぶときに迷ったこと、実際に失敗したことを、それぞれ具体的な出来事に分けて書き出します。

例えばWeb制作なら、「スマホでメニューが押せなかった」「画像の横幅を変えたら表示が崩れた」「テーマのどのファイルを直すか迷った」といったメモです。専門家としてすべてを教えられなくても、確認した条件と解決までの手順は記事の材料になります。

候補は、説明できる根拠があるか、追加で調べ続けられるか、読む人の困りごとが見えるか、の三点で比べます。「人気がありそう」という理由だけで決めると、記事を増やすたびに調査が重くなりやすいからです。

ただし、自分の経験だけで一般的な結論を決めないことも必要です。「この環境では動いた」と「どの環境でも動く」は違います。操作した環境、確認日、試していない条件をメモしておけば、後から記事の根拠を整理できます。

2.読者の年齢より、困っている場面を具体化する

読者像を考えるとき、細かなプロフィールを作ることに時間を使いすぎる必要はありません。最初は「どこまで終わっていて、次に何ができない人か」を決めます。

例:WordPressを使える状態にはしたが、記事の分け方が分からず、最初の投稿を決められない人。

ここまで決めれば、サーバー契約の説明は不要で、テーマの選び方や記事案の整理が必要だと判断できます。同じ初心者でも、契約前の人と公開後の人では必要な答えが違うためです。

続いて、読後の状態を一文にします。この例なら「自分のブログで次に書く三つの記事と、それぞれの役割を決められる」です。記事を読んで知識が増えるだけでなく、何を持ち帰れるのかが見えると、本文に入れる話題も選びやすくなります。

3.カテゴリーは記事を探すための入口として付ける

カテゴリー名は、運営者が分類しやすいだけでなく、初めて訪れた人が中身を予想できる言葉にします。「いろいろ」「おすすめ」だけでは、何の記事が入っているか判断しにくくなります。

「どいやさんぽ。」には「ブログ運営」「Web制作」「AI活用」「日々のこと」という入口があります。ブログ全体を一つの話題に統一しなくても、「ブログ運営」の中で開設から執筆、改善へ進める記事をそろえる設計はできます。

例えば料理のブログなら、「調理の基本」「道具選び」「作り置き」という分け方が考えられます。一方で「初心者向け」と「簡単料理」を同じ階層に置くと、同じ記事がどちらにも入りやすくなります。分類を付ける前に、各カテゴリーの説明を一文ずつ書いてみましょう。

カテゴリーの数に決まった正解はありません。まず手元の記事案を置いてみて、ほとんど入らない箱は保留にします。最初から細かく分けるより、同じ目的の記事が増えた段階で分割する方が、空の分類を作らずに済みます。

4.記事設計表で「一つの記事が答えること」を固定する

記事案の一覧には、最低でも次の四つを入れます。表の内容は、ブログ運営を扱う場合の設計例です。

記事の担当読者の疑問この記事で扱うこと別記事に任せること
テーマ設計何について書く?読者と記事群を決める個別の文章表現
キーワード選定どんな言葉で探される?検索意図と記事候補を比べる解析ツールの登録
記事執筆どう説明すれば伝わる?リード文・見出し・本文を作るカテゴリーの再設計

「別記事に任せること」まで決めるのがポイントです。新しい疑問を見つけるたびに全部を本文へ足すと、記事の目的が広がり、ほかの記事との違いが消えてしまいます。

実際にこのブログでも、WordPressの公開手順とSearch Consoleの使い方は別記事です。前者で解析レポートの詳しい読み方まで説明する必要はありません。読者が必要になる場所でリンクすれば、全体の流れと個別の詳しさを両立できます。

5.似た記事は「読後にすること」で分ける

タイトルに違う言葉を使っていても、答えと手順が同じなら内容は重複しがちです。逆に、同じWordPressという言葉が入っていても、契約を選ぶ記事と公開前に点検する記事では役割が異なります。

迷ったら、「この二つを読んだ人は、最後に同じ作業をするか」と考えます。同じなら一つの記事の中の見出しとして扱える可能性があります。別々の作業なら分け、前提となる説明は短くして相互に案内します。

既に公開した記事がある場合は、いきなり削除や統合をしません。まず本文を読み、扱っている疑問とリンク先を記録します。新記事で補うのは、既存記事が答えていない部分です。少し説明が足りないだけなら、新記事を増やすより既存記事を補足する方が自然な場合もあります。

6.最初に書く記事は、材料と必要性で選ぶ

設計表ができたら、「読者が次へ進むために必要」「手元に根拠や写真がある」「一つの疑問に絞れる」という条件で候補を選びます。大きな総まとめ記事から書こうとして止まるなら、具体的な一つの手順を先に完成させても構いません。

記事の末尾には、関連する記事を何本も機械的に並べるより、「次にこの作業をするなら」という案内を付けます。テーマが決まった読者なら、次は検索する言葉を調べる段階です。リンクの説明と移動先の内容が一致していれば、読む順番が伝わります。

一度作った設計を固定する必要はありません。新しい記事を追加するたびに担当範囲を照合し、説明が重なる箇所と、読者が途中で行き止まりになる箇所を確認します。記事数を目標にする前に、必要な疑問に答えられているかを見直しましょう。

まとめ:次の三記事の役割を一文ずつ書いてみる

ブログの設計は、経験の棚卸しから始め、読者の場面、カテゴリー、各記事の担当範囲の順に決めると整理できます。特化ブログでも雑記ブログでも、記事同士の役割がはっきりしていれば、一覧から目的の記事を探しやすくなります。

まずは次に書きたい三記事について「誰の、どの疑問に答えるか」「何を別記事に任せるか」を一文ずつ書いてみてください。サイトを公開する操作手順が必要なら、WordPressブログの作り方で確認できます。

テーマが決まったら、キーワード選定と検索意図の整理へ進み、個別の記事を決めてみてください。本文の組み立てはブログ記事の書き方で具体的に紹介しています。

参考にした記事:ヒトデブログの特化ブログの作り方、題材の選び方。本記事では、複数の話題を扱うブログにも使える記事の役割分担として整理しています。

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