GA4を入れたけれど、どの数字を見ればよいか分からない。そんなときは「どの記事が見られたか」と「どこから訪問されたか」の二つから始めましょう。画面を開く手順、数字の意味、記事を直す例まで説明します。設定がまだの人は10番で接続と受信確認を済ませてから進んでください。
最初は、知りたいことから画面を選ぶ
リアルタイムは設定確認などに使います。過去の傾向を調べるときは通常レポートを見ます。
| 疑問 | 開く画面 | 見ること |
|---|---|---|
| どの記事が見られた? | ページとスクリーン | ページ別の表示回数、ユーザー、時間 |
| 今回の訪問はどこから? | トラフィック獲得 | 検索、参照サイトなどのセッション |
| 最初に開いた記事は? | ランディングページ | 訪問の入口に使われたページ |
| 設定後に届いている? | リアルタイム | 直近のページやイベント |
画面を全部覚える必要はありません。例えば「よく読まれる記事を直したい」ならページとスクリーンへ進みます。「SNSから来た人は見ている?」ならトラフィック獲得です。
手順1|対象サイトと期間をそろえる
- プロパティを確認GA4で自分のブログの計測先を選びます。
- 期間を選ぶ例として直近30日など、調べたい期間を指定します。集計途中の今日を含めるかも確認します。
- 比較する条件をそろえる前の期間と同じ長さ、対象ページ、端末などをそろえます。
- 計測変更を思い出すタグ設置や除外設定を変えた日が、比較期間に含まれていないか見ます。
導入前の期間はデータがないため、導入後と同じ条件ではありません。自分のテスト閲覧が含まれる、除外の設定を変えたなど、比較に影響することも記録します。データが少ないときは無理に優劣を決めず、内容の誤りと表示の確認を先に進めます。
手順2|どの記事が見られたかを調べる
操作位置をつかむための説明図です。実画面のスクリーンショットではありません。
- ページとスクリーンを開くレポートから対象画面へ進みます。コレクションの構成により表示場所は異なります。
- ページの分類を確認タイトルだけで分からない場合は、ページパスなどへ切り替えます。
- 表示回数などで並べ替えるよく見られた記事を探し、一つのページへ絞ります。
- 本文と一緒に読む数値だけを見ず、対象記事を開いて内容と役割を確認します。
ページとスクリーンは、訪問中に閲覧されたページを見るレポートです。訪問の入口を調べるランディングページとは違います。指標と操作の詳細はGoogleのページとスクリーンの説明でも確認できます。
表示回数・人数・時間は、違うものです
| 記事(架空) | 表示回数 | アクティブユーザー | 平均エンゲージメント時間※ |
|---|---|---|---|
| GA4の設定 | 360 | 240 | 42秒 |
| AIアイキャッチ | 220 | 160 | 1分05秒 |
| サーバー選び | 180 | 120 | 58秒 |
| 指標 | 何の数字? | 読まないこと |
|---|---|---|
| 表示回数 | ページが見られた回数。同じ人の繰り返しも含む | そのまま人数とは読まない |
| アクティブユーザー | GA4の定義で活動が確認されたユーザー | 全員が全文を読んだ人数とは読まない |
| 平均エンゲージメント時間 | ページが前面に表示されている時間などを基にした指標 | 本文を最後まで読み終えた時間とは読まない |
架空表なら、GA4の設定記事は360回見られ、アクティブユーザーは240。つまり360人が読んだ、とは言えません。時間も、短い答えをすぐ使えた記事と長い解説記事では役割が違います。
表示回数や時間が大きいことだけで、良い記事とは決めません。記事が解決する作業と、自分が確かめたいことを合わせて読んでください。
手順3|どこから訪問されたかを見る
操作位置をつかむための説明図です。実画面のスクリーンショットではありません。
トラフィック獲得を開き、セッションのデフォルトチャネルグループを見ます。Organic Searchは検索からの流入、Referralは参照サイトからの流入など、分類の意味を確かめます。詳しい参照元が知りたいときは、セッションの参照元/メディアへ切り替えます。
| 例 | どう読むか |
|---|---|
| google / organic | Googleの自然検索が参照元・メディアとして記録された例 |
| あるサイト / referral | 別サイトのリンクから来た訪問の例 |
| (direct) / (none) | 参照情報を判定できない場合などを含む。全部がURL手入力ではない |
「ユーザー獲得」は主に初めて獲得したユーザー側、「トラフィック獲得」はセッション側の流入元です。今回の訪問経路を見たいときは、二つを取り違えないようにします。トラフィック獲得の公式説明で分類や指標も確認できます。
エンゲージメント率は、時間だけではありません
三つのうち、いずれかの条件を満たすセッションの割合がエンゲージメント率です。各条件や時間の設定は、利用中の環境と公式案内で確認します。
高いから全文読了、低いから内容が悪い、と直接は読めません。流入元、端末、記事の役割と合わせて考えます。直帰率はGA4のエンゲージメント率と関係する指標で、昔の説明と同じ意味だと決めつけないようにしましょう。定義はエンゲージメント率と直帰率の説明で確認できます。
数字を見た後は、本文の確認へつなげる
| 気付いたこと | 考えられること | 実際に確かめること |
|---|---|---|
| 設定記事の時間が短い | 必要な手順を見つけにくいかもしれない | スマホで冒頭と目次を開き、手順をたどる |
| よく見られる記事に続きがある | 次の記事への案内が足りないかもしれない | 本文に自然な内部リンクがあるか |
| 特定端末で様子が違う | 表示や使い方に違いがあるかもしれない | 同じ幅で画像と表を見る |
例えば42秒という数字だけで「設定記事が悪い」とは言えません。記事を開くと、接続方法の後に受信確認がなく、読者が次を判断できないかもしれません。そのような実際の不足を見つけたら、説明と図を補います。
記事AとBに表示回数があるだけでは、AからBへ移動したとは分かりません。前後の移動を見たいなら経路データ探索、特定リンクのクリックを調べたいなら目的に合うイベント計測で確認します。
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