ARTICLE / 2026.09.30

Google Search Consoleの使い方|検索パフォーマンスとページ登録を改善に生かす

Search Consoleを登録したあと、何を見ればよいか迷いやすいものです。登録、所有権確認、サイトマップ送信、URL検査の初期手順はブログ公開後のSEO初期設定にまとめています。この記事では、公開後にレポートを見て記事を改善する流れに絞ります。

この記事の結論:検索で見られた語句とページを一緒に見て、読者の疑問と本文のずれを一つ直します。修正後は同じ条件で見返し、順位の短期的な上下だけで判断しません。

まず見る順番:検索パフォーマンスで「見られ方」を確認 → 気になる記事のクエリを見る → 本文とタイトルを直す → インデックス登録やサイトマップの状態を確認。数字が少ない時期は、改善の仮説を小さく立てるのがコツです。

Search ConsoleとGA4で見えるものは違う

Search ConsoleはGoogle検索での表示回数、クリック数、検索語句、ページの登録状況を確認する道具です。GA4はサイトに来たあとの閲覧や流入経路を確認します。GA4の導入と基本的な見方はWordPressでGA4を始める方法で紹介しました。両方の数値は測っている対象や集計方法が異なるため、同じ値になる前提で比べません。

検索パフォーマンスを読む

左側の「検索パフォーマンス → 検索結果」を開きます。最初に期間を選び、次の4つの指標を見ます。

  • クリック数:Google検索結果からサイトがクリックされた回数。
  • 表示回数:サイトの検索結果が表示された回数。
  • CTR:表示回数に対するクリック数の割合。
  • 平均掲載順位:対象期間の検索結果における平均値。単独の順位だけで判断せず、表示回数やクリック数と合わせて見ます。

表の「ページ」で気になる記事を選び、「クエリ」に切り替えると、その記事がどんな検索語句で見つかっているかを確認できます。表示は多いのにクリックが少ない記事なら、検索語句に対してタイトルと説明が内容を正しく伝えているか見直します。クリックはあるのに読者の疑問に十分答えていないなら、本文の手順や具体例を補います。検索語句に合わせて無関係な話題を足す必要はありません。

数字からリライト候補を選ぶ

見つけた傾向 最初に確認すること 直し方の例
表示回数はあるのにクリックが少ない クエリとタイトルの約束が合っているか 記事で答えている内容をタイトルと冒頭に明確に書く
クリックはあるが質問への答えが浅い 手順や条件が抜けていないか 実際に試した画面、判断基準、注意点を補う
表示回数そのものが少ない 公開からの日数、検索意図、内部リンク まず内容を整え、関連する記事から案内する

これは判断の目安です。掲載順位やCTRは検索語句・端末・期間で変わります。数字だけで「失敗」と決めず、対象ページとクエリを絞って本文を読み直します。

ページのインデックス登録を確認する

「インデックス作成 → ページ」では、Googleに登録されたページと、登録されていないページの理由を確認します。未登録の数だけを問題視せず、公開して検索に出したい記事が含まれているかを先に調べます。下書き、意図したリダイレクト、重複ページなどは、登録されない理由があっても直ちに修正が必要とは限りません。

公開した重要記事が未登録なら、記事のURLを「URL検査」に入力し、Googleが把握している状態、最後のクロール、正規URL、ページ取得の状況を見ます。「公開URLをテスト」は現在のページを調べる機能で、Googleがすでに登録したかどうかとは別です。修正後に必要ならインデックス登録をリクエストできますが、即時掲載の保証ではありません。

サイトマップの状態を見る

「サイトマップ」レポートでは、送信済みサイトマップのステータスと最終読み込み、エラー詳細を確認します。プラグインを変更した場合は、WordPressの設定画面に表示される現在のサイトマップURLと、Search Consoleで送信したURLが一致するか見直します。「取得できませんでした」が続く場合は、レポートの詳細を読み、公開URLが取得できるか、URLの入力間違いがないかを確認します。送信を繰り返す前に原因を絞ります。

「どいやさんぽ。」ならこう直す

例えば「WordPress サイトマップ」というクエリでサイトマップの記事が表示されているとします。読者はプラグイン名より先に「標準機能で足りるか」を知りたいかもしれません。その場合、冒頭に選び方を置き、設定手順はその後に並べます。これは説明用の例で、実際の検索データを示すものではありません。

修正前のタイトル、見出し、本文と修正日を控え、数週間後に同じ期間・同じページのデータを見返します。一度に多くを変えると、何が効いたか判断しにくくなります。

一つの記事を選んで改善する具体例

例えば「WordPress サイトマップ」という語句で記事が表示されているのに、本文が登録手順だけに偏っているとします。検索した人は「標準機能で足りるか」「プラグインは必要か」も知りたいかもしれません。この場合、単に語句を増やすのではなく、記事に足りない判断材料を見出しとして追加します。答えが別記事にあるなら、分かりやすいリンクを置く方法もあります。

修正前に、対象記事のURL、見た語句、表示回数、クリック数、確認期間をメモします。直したのがタイトルなのか、冒頭なのか、本文なのかも記録します。一度に多くを変えると、後から何が読者の役に立ったか分かりにくくなります。

データが少ないときの優先順位

公開したばかりの記事は、検索データだけでは判断しづらいものです。その間は、本文がタイトルの約束に答えているか、初めて読む人が用語を理解できるか、関連記事へ進めるかを点検します。更新候補を探す考え方は記事のリライト手順にもまとめました。

数字は読者の困りごとを推測する手がかりです。すべての表示語句を見出しに詰め込まず、記事の主題に合う疑問だけを拾います。

週に一度の見返し方

  1. 同じ期間を指定し、検索パフォーマンスのクリック数と表示回数の変化を見ます。
  2. 伸びているページと伸び悩むページを一つずつ選び、クエリと記事内容の一致を確認します。
  3. ページのインデックス登録で、公開した重要記事に問題がないか確認します。
  4. 必要な修正だけ行い、日付と変更内容を記録します。翌日だけで結論を出さず、一定期間後に同じ条件で見返します。

検索データが少ない開設直後は、数字の上下より、読者が知りたい内容を正確に書き、関連記事をつなぐことを優先します。Search Consoleはその改善の手がかりとして使います。

参考資料

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